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足し算カードで素早く計算を練習した時の子供の頭の中

よく、学校で「足し算カード」で素早く足し算ができるように指導することがあります。
例えば、30秒間に何枚のカードができるように、と課題を出され、子供たちは素早く素早く解くように強制されていきます。

その結果どうなるのか…。
まだ足し算に出会ってそれほど経たないうちにこのようなことをすると、子供たちはどうにか素早く計算しようと頭をひねり、ある結論に達します。

・・・そうだ、覚えればいいんだ。

結果、理解を置いて、暗記するようになります。「8+5=13!」「5+6=11!」素早く答えられるようになり、親や先生は「できるようになった」と勘違いしてしまうのです。

実は、子供はというと、この計算を、日本の首都は東京!、みたいに覚えているのです。子供は並はずれた記憶力を持っていますから、このくらい覚えられてしまうのです。

だから、「8+5=13!」と素早くこたえられたのに、足し算カードでやっていない「13+5=」と聞かれると、「覚えていないから分からない」になってしまいます。日本の首都は東京!を覚えたけれど、まだアメリカの首都は覚えてない!というのと同じです。

理解していないから、応用力が全く効かなくなるのです。

当然、全ての計算を暗記することは不可能ですから、この方法で暗記を続けているとすぐに行き詰ってしまうのは容易に想像がつきます。

2+3=5と暗記させるのではなく、○○+○○○=○○○○○、これを数字で書くと3+2=5なのだ、ということをしっかり理解させること、これが大切です。

暗記は絶対にダメ、というのではありません。理解したうえで覚えるのは自由です。
九九がそれにあたりますね。